英国・ロンドン発のボトルブランド「Ocean Bottle(オーシャンボトル)」が、2026年夏、日本に上陸しました。
真空断熱のステンレスボトルとしての完成度に加えて、1本購入するごとに、海へ流出するおそれのあるプラスチック約11.4kg・ペットボトル約1,000本分の回収を支援できるという仕組みを持っています。
海で遊ばせてもらっている身としては、これは紹介しないわけにいかないなと。この記事では、ブランドの背景・「1 for 1000」の仕組み・全5モデルの選び方までまとめます。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。

Ocean Bottleとは?どんなブランド?
結論から言うと、「海洋プラスチック問題の解決」を事業の中心に置いた、2018年イギリス生まれのボトルブランドです。日本では2026年夏から本格販売が始まりました。
元・漁船乗組員が見た「ゴミの島」から始まった
創業者の一人、Will Pearson(ウィル・ピアソン)はかつて漁船の乗組員でした。仕事で訪れたモルディブのティラフシ島で、海を埋め尽くす大量のごみを目の当たりにします。リゾートのすぐそばにありながら「ゴミの島」と呼ばれる現実。
そこから海洋汚染のリサーチを始め、帰国後、ビジネススクールで出会ったNick Doman(ニック・ドーマン)とOcean Bottle社を設立しました。
漁師だった人が、海のために作ったボトル。同じ海で遊ぶ人間として、この出発点だけでもう気になってしまいます。
世界のプラスチックリサイクル率は、わずか10%未満

Ocean Bottleが公式サイトで示している数字があります。現在、世界でリサイクルされているプラスチックは10%未満。ブランドはこの現実を「個人のマナーの問題ではなく、システムの不備」と捉えています。
- 「作って捨てる」ことを前提とした設計の欠陥
- 増え続けるごみに追いつけない回収インフラの限界
この2つのギャップを、ボトルの設計から回収の仕組みまで含めて埋めにいく。それがブランドの立ち位置です。
「1 for 1000」の仕組みは何が新しい?

ブランドの核が「1 for 1000」。ボトルまたはフラスク1本の購入ごとに、ペットボトル約1,000本分(重量換算 約11.4kg)のオーシャンバウンドプラスチック回収を支援する仕組みです。
流れはこうです。
- ボトルを1本購入する
- 売上が世界各地の回収コミュニティ支援に充てられる
- 川や沿岸地域で、海へ流れる前のプラスチックを回収
- 回収したプラスチックは通常より高値で買い取られ、地域の収入・医療・教育につながる
- 集まったプラスチックは資源として循環へ
面白いのは、単なる寄付ではなく回収に関わる人たちの生活を支える経済の仕組みになっている点です。活動内容や回収量は公式ダッシュボードで「見える化」されています。
公式発表によると、これまでの実績は以下のとおりです。
- 回収されたプラスチックボトル:24億本以上
- 回収された海洋プラスチック:2,800万kg以上
- 世界の回収拠点:481拠点
- 回収に携わるスタッフ:10,000人以上
(出典:Ocean Bottle日本公式ページ https://tsudakobe.jp/pages/ocean-bottle)
道具としてはどうなの?3つの特徴

理念が立派でも、道具として使いにくければ続きません。スペックを見ていくと、ここもかなり考えられています。
約260gの軽さと、直径68mmのナロー設計
代表モデルのORIGINAL 500mlは重さ約260g。500mlの真空断熱ボトルとしては軽い部類です。
本体直径は68mm。ほとんどの車のドリンクホルダーにそのまま収まります。釣り場までの車移動が長い自分としては、地味にここが一番うれしいポイントかもしれません。
なお、直径68mmなのは500mlサイズ(ORIGINAL 500ml・GO SPORTS・BREW COFFEE FLASK)。750mlと1Lは直径8.7cmと一回り太くなるので、ドリンクホルダー運用を考えている人は500ml系が安心です。
2箇所が開く「デュアルオープニング」
ORIGINALは飲み口とボトルの肩部分、2箇所が開く構造です。
- 細口:そのまま飲みやすい
- 広口:氷が入れやすく、中まで手を入れて洗える
さらに食洗機にも対応。夏場に麦茶やスポーツドリンクを入れても、中までしっかり洗えるのは衛生面で安心かなと思います。フタを裏返せばカップとしても使えます。
フタを付け替えて「一生使う」
ORIGINAL 500ml・GO SPORTS 500ml・BREW COFFEE FLASK 350mlは、フタの入れ替えが可能です。
飽きたら買い直すのではなく、フタを替えて使い方をアップデートしていく。「今あるものを長く使い続ける」というブランドの思想が、製品構造そのものに落とし込まれています。ここは素直にいい設計だなと感じました。
素材には65%のリサイクル素材を使用(ステンレスは90%がリサイクル素材)。BPAフリーです。
ラインナップはどう選ぶ?全3シリーズ・5モデル

日本で展開されているのは3シリーズ・5モデル。全シリーズ共通で真空断熱二重構造・食洗機対応です。
| モデル(メーカー公称) | サイズ | 重量 | 価格(税込) | フタの特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ORIGINAL 500ml | 6.8×21.7cm | 259g | 5,500円 | デュアルオープニング(飲み口+広口) |
| ORIGINAL 750ml | 8.7×21.8cm | 397g | 6,490円 | 同上 |
| ORIGINAL 1L | 8.7×26.2cm | 443g | 7,480円 | 同上 |
| GO SPORTS 500ml | 6.8×23.3cm | 271g | 6,270円 | ストロー付きフリップリッド(片手飲み) |
| BREW COFFEE FLASK 350ml | 6.8×16.8cm | 226g | 5,720円 | 360°リッド(どこからでも飲める) |
※価格は2026年8月時点
※カラー:Black/Forest Green/Ocean Blue/Rock Grey/Sand Stone/Sun Orange ※ORIGINAL 750ml・1LはSun Orangeを除く5色
※在庫状況およびカラー展開は変動します。最新の状況は各商品ページをご確認ください。
ORIGINAL 500ml|まず1本ならこれ

サイズ6.8×21.7cm・重さ259g。通勤にもアウトドアにも収まりのいい、ブランドの代表モデルです。保温効力は48℃以上、保冷効力は6℃以下(いずれも6時間・メーカー公称)。迷ったらこのサイズかなと思います。


公式のビジュアルにはヨットの上で使うカットもあって、海との相性は折り紙付き。自分も次の釣行で船に持ち込んでみたいと思っています。
ORIGINAL 750ml|アウトドアでの1日に

500mlでは足りない、でも1Lは重い。そんな人向けの中間サイズです。保温効力は49℃以上、保冷効力は6℃以下(いずれも6時間・メーカー公称)。キャンプや長めの釣行など、外で過ごす時間が長い日にちょうどいい容量かなと。

キャリーループは指にかけやすく、カラビナでバックパックに吊るすのにも便利です。カラーはSun Orangeを除く5色展開です。

ORIGINAL 1L|たっぷり派・共有派に

夏場の現場仕事や、家族・仲間と分け合う使い方ならこのサイズ。氷をたっぷり入れておけば、クーラーボックスを開けずに冷たい飲み物にアクセスできるのも、釣りでは地味に効きそうです。

満水時は1kgを超えますが、指にフィットする頑丈なキャリーループで持ち運びやすい設計です。底まで手が届くデュアルオープニングで、大容量ボトルでも底までしっかり洗える設計です。カラーはSun Orangeを除く5色です。

GO SPORTS 500ml|動きながら飲むなら


漏れにくいフリップ式フタと一体型ストローで、片手でサッと飲めるモデル。自転車のボトルケージにも収まります。ワークアウトや、竿を置きたくない場面にはこちらが向いています。

BREW COFFEE FLASK 350ml|コーヒー好きの相棒

360度どこからでも飲めるロック可能なフタ。しっかりロックできるので、バッグに入れて持ち運びやすい設計です。


朝淹れたコーヒーを持って夜明けの海へ、という使い方が一番似合う一本かなと思います。
デザインと信頼性はどう評価されている?

デザインは、ノルウェーのプロダクトデザインスタジオ「K8」との協業。ミニマルで、暮らしにもアウトドアにも馴染むフォルムです。
受賞歴は以下のとおり。
- Red Dot Design Award 2020
- Green Product Award 2020
- INDY BEST 2025

またOcean Bottle社は、環境・社会・透明性などの厳しい基準を満たした企業に与えられる国際認証「B Corp」を取得しています。2024年のスコアは107.6(一般企業の中央値は50.9)。理念が「言っているだけ」ではないことの裏付けになっています。
こんな人・シーンに向いている

まとめると、こんな人に向いたボトルだと思います。
- 海や自然のフィールドで遊ぶ人(釣り・キャンプ・サーフィン・SUP)
- 長く使える道具を選びたい人
- 車移動が多く、ドリンクホルダーに収まるボトルを探している人
- 環境への取り組みに、無理なく参加したい人
- 背景にストーリーのあるギフトを探している人
特にギフトは相性がいいと感じています。専用箱は環境に配慮した紙製で、「1本で1,000本分の回収支援」という話は、贈る理由として伝えやすいので。
よくある質問(FAQ)
まとめ|1本選ぶことが、海へのアクションになる
Ocean Bottleは「あなたの1本が、海を変える。」を掲げるブランドです。
- 元漁師の創業者が、海のために立ち上げた英国ブランド
- 1本の購入で約1,000本分のプラスチック回収を支援
- 約260gの軽さ・デュアルオープニング・フタ互換と、道具としての完成度も高い
- Red Dot受賞・B Corp認証と、デザインと透明性の裏付けあり
正直、水筒としては安い買い物ではありません。ただ「長く使える道具を1本選ぶこと」がそのまま海を守るアクションになるなら、悪くない選択だと思っています。
自分もまずは船の上とキャンプで使ってみて、使用感は改めて記事にする予定です。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
関連記事


コメント
コメント一覧 (4件)
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]